CNC円筒研削盤GE4iシリーズに内研モデルを追加、販売開始
ジェイテクトは、円筒研削盤で同社初となる内面研削専用モデル「GE4Pi-INTER」を発売すると発表した。工作機械の主軸、ツールホルダーなどの内面研削の需要に対応する。外面研削用の主力モデル「GE4iシリーズ」と基本操作を同一にし、作業者がすぐに扱えるようにした。年間15台の販売を目指す。
内面研削は円筒状の加工対象物(ワーク)の内側を研削する。現在はGE4iシリーズの砥石(といし)を交換して内面研削に対応している。新モデルは同シリーズとコンピューター数値制御(CNC)装置を共用し、作業者の習熟期間の短縮につなげる。
研削後に砥石台が自動で後退する機能により、研削精度を容易に確認できるようにした。
ジェイテクトは、2014年、『誰でも簡単に高度なモノづくりができる機械』をコンセプトにCNC円筒研削盤「GE4i」を開発し、多くのユーザーから好評をいただいていた。2017年は更なる進化を行うべくIoT時代にマッチするHMI「TOYOPUC-Touch」を搭載し、ユーザーの利便性向上を図り、2018年はGE4iと同じ操作性を備えた「内面研削機能」を搭載した「GE4Pi-INTER」を開発した。