Cominix、中部地区で即日納品 切削工具など3万点
Cominixは月内に中部地区で自動車や航空機メーカー向けの切削工具など約3万点を即日納品する体制を敷く。物流拠点「名古屋ロジスティクスセンター」の取扱製品数を月内に従来比5000点増やし、約3万点とする。即日納品体制と在庫量を顧客の工具ディーラーや販売店に訴求し、他社と差別化を図る。
自動車や航空機産業が盛んな中部地区の需要を取り込み、売り上げ拡大につなげる狙い。同社の切削工具事業における中部地区の2018年3月期売上高は約22億円。「今後2―3年で、中部地区の売上高を現行比で10―20%増やしたい」(沢口典宏取締役業務部長)考えだ。
物流拠点は大阪、北関東に次いで3カ所目。約4000万円を投じ、新設した。建屋は1階建てで、床面積は777平方メートル。従業員9人を配置する。
物流拠点のある大阪と北関東は一部、即日納品体制があったが、中部地区は翌日中の納品体制だった。短納期要求が高まっている中部地区に即日納品体制を構築するため、顧客に近い名古屋市内に拠点を新設した。