村田機械、レーザー加工機拡充 生産能力2倍
村田機械は2027年3月期中にレーザー加工機の生産体制を強化する。工場内で調整し、生産能力を26年3月期比で約2倍に引き上げる。昨夏に投入した切削加工機能を備えたファイバーレーザー複合加工機が好調なほか、他のレーザー加工機の引き合いも増えていることに対応するため。さらに米国にも同複合加工機を投入するなど海外での拡販にも力を入れる。
犬山事業所(愛知県犬山市)でレーザー加工機の生産能力を拡大する。スペースや人員を拡充することで増産体制を整えるとしている。特に25年7月に発売したファイバーレーザー複合加工機の「LS3015MC」が、工程集約による生産効率化が評価されて好調なため、生産面での対応に迫られていた。AI(人工知能)やクラウド関連の需要増に伴うデータセンター(DC)への投資拡大も、他のレーザー加工機の引き合い増加につながっているという。
さらに9月には米国の展示会に、同複合加工機を出展する。これまでファイバーレーザー複合加工機は国内中心に展開していたが、人件費の上昇を背景に米国でも需要が期待できるとし、米国市場の開拓に乗り出すことにした。
村田機械は27年3月期に、工作機械事業で前期比約25%増の売上高を予想しており、レーザー事業の伸びが大きく寄与するとしている。
