村田ツール、バリ取り機発売 ディスク高さ自動調整
村田ツール(岐阜県美濃加茂市、村田洋介社長)は、バリ取り用のディスクの高さ調整を自動化した板金用ディスク式バリ取り機を発売した。手動でディスクの高さを調節していた従来機に比べ、測定から高さ調節までの時間を10分の1程度に短縮でき、生産性や正確性の向上が見込める。消費税込みの価格は1500万円。月2台の販売を目指す。
発売した「DB1000F=写真」は、従来機と同様に前方と後方に2個ずつバリ取り用のディスクを装備。重切削が可能で、ドロスやスパッタ、バリの除去、面取り加工を1台で行える。
従来もバリ取りをするためのディスクの高さを自動測定する機能はあったが、高さの調整はダイヤルを使って手動でする必要があった。DB1000Fは、ディスクの高さ調整をサーボ制御化し、前後のディスクの調整を自動化した。調整の時間が短縮するほか、品質も高められる。
小物ワークの動きを防止するマグネットコンベヤーなども機内に初搭載した。