ダイジェット工業、インドに工具販社 常時在庫確保
ダイジェット工業はインド南西部のマハラシュトラ州ターネ市に切削工具の販売子会社を設立し、10月から営業を始める。1000―1200アイテムを常時そろえて代理店の為替・在庫リスクを軽減し、販売促進につなげる狙い。インドに進出している日本の工作機械メーカーと連携し、プライベートショーなどで認知度を高める。現地工作機械メーカーとの連携も視野に入れる。2029年3月期までにインド向けの売上高で26年同期比5割増の4億5000万円を目指す。
販売子会社「DIJET India」を7月に設立する。資本金は約1700万円。ダイジェット工業の海外現地法人は、米国とドイツに続いて3社目。
インドは07年にムンバイ駐在員事務所を開設。26年3月期時点で進出前と比べて売上高を約6倍に伸ばした。エリアごとに提携している代理店は7社。高柳文雄営業本部長は「現地法人の業務負荷を考えながら、空白エリアに代理店を増やしていきたい」と話す。ムンバイの駐在所は現法設置に伴い解消する。
高柳本部長は競合他社との差別化要素として、高硬度材向けの刃先交換式工具を挙げる。インド人スタッフが訪問し、被削材と工作機械に適した加工条件を提案することで、現地の金型関連業者を中心に取引先を増やしてきた実績がある。
新会社の代表に就任する海外営業部の玉井康介課長は「元気なインドで、代理店、ユーザーと一緒に発展したい」と意気込む。
