単結晶ダイヤモンド工具の標準品「Nブランド」を発売 日新ダイヤモンド
日新ダイヤモンドは、単結晶ダイヤモンド工具の標準品「Nブランド」を発売した。同工具での標準品は珍しい。
一般的に特注品となる単結晶ダイヤモンド工具を標準品化することで、手軽に試してもらう狙いだ。今回は、インサート、正面フライスカッター、樹脂用R面取りエンドミル、1枚刃スクエアエンドミル、1枚刃ボールエンドミル、ヘール加工用バイトの6種類をそろえた。今後もさまざまな製品を追加する予定。
単結晶ダイヤモンド工具は、長寿命で高精度。一方で、材料の硬度が高く少しずつしか研削できないため、製作には時間がかかる上に高価格になってしまう。同社では、レーザー加工機で加工を自動化することでコストを抑えたほか、在庫販売することで短納期を実現する。また、長く単結晶ダイヤモンド工具の特注品を手がけてきた同社の知見を生かすことで、標準品化にこぎ着けた。