DMG森精機、日本マイクロソフトと”技術協力” 工作機械中心の制御システムで
DMG森精機株式会社と日本マイクロソフトはこのほど工作機械を中心とする制御システムのセキュリティおよびスマートファクトリーの実現に向け、連携して技術協力していくことで合意した。
これはIoTの伸展を背景に、世界最大の工作機械メーカーであるDMG森精機と、組み込み機器向け(Windows10をベースとしたオペレーティングシステム「Windows 10 IoT ファミリー」)からパブリッククラウドプラットフォーム(Microsoft Azure)まで幅広くIoTの基盤を提供する日本マイクロソフトが、それぞれが持つノウハウを結集し、制御システムが直面するセキュリティをはじめとする様々な課題を解決するために、技術協力を行っていくもので、具体的には、Industry4.0、スマートファクトリーの実現に向けた以下のような内容をあげている。
●セキュリティに関連した取り組み
CELOS(工作機械コンソール)等のWindows を利用した製品のセキュリティ
センサー情報等をクラウドへ集約するための安全なデータ転送
クラウドにおけるデータの取り扱い
●クラウドにおける運用と応用分野の検討
集約したデータ分析に基づいた予防保全などのプロアクティブな活用
新規ビジネスモデルの構築に向けた技術的な検討
●先端のIT技術の活用
機械操作員の安全のためのデータ活用
VR(仮想現実)/ウェアラブルデバイス等による機械操作員の作業効率の向上