DMG森精機が新会社、デジタル化で製造現場支援
DMG森精機は、デジタル化による製造支援に向けた新会社「T Project(Tプロジェクト)」を設立したと発表した。生産性向上に必要なアプリケーション(応用ソフト)を作成するプラットフォーム(基盤)サービスの展開を強化するのが狙い。資本金は1000万円で、DMG森が全額出資した。製造業を中心に生産現場の改善ニーズを取り込む。
新会社は、資本業務提携している米チューリップが開発した同サービス「チューリップ」の国内販売を手がける。工作機械ユーザーに加え、医薬品製造や食品加工、物流業、不動産業などを幅広く開拓する。
チューリップを利用し、作業手順書や品質管理、機器モニタリングなど多様な機能を持つアプリを作成できる。プログラミングの知識も必要なく使いやすい。計測システムや稼働しているシステムなどとも連携するため工程改善につなげられる。価格は1ライセンス当たり年間36万円(消費税抜き)。