DMG森精機、伊賀の展示施設をCG化
DMG森精機は、伊賀事業所内の展示施設をフルコンピューターグラフィックス(CG)で再現した「デジタルツインショールーム」を公開した。360度のパノラマビューにより、実際の施設を歩くような感覚で工作機械の外観や加工イメージなどを閲覧できる。24時間いつでも気軽に訪問できる体制により、顧客に最適な機械・技術を訴求する。
4K画質による鮮明な映像に仕上げ、日本語版と英語版を同時公開した。制作費は約2000万円。5軸加工機や金属積層造形(AM)機など45機種のほか、自動化システムや工具などの周辺機器をデジタル化して展示しており、カタログのダウンロードや商品の購入が可能。オンラインセミナーにも申し込める。
また同ショールーム上で、機械と自動化技術などを融合したシステムソリューションの導入モデルを9月をめどに公開する。工具、ロボットメーカーとの共同展示会なども今後検討する。
DMG森精機は、ショールームをはじめとするデジタル化の取り組みを今後も拡充し「100%現場で行っていた仕事の7割をデジタルが担い、残りの部分は現場で行うように使い分けていきたい」(森雅彦社長)としている。