DMG森精機、第3世代複合機4種発売 精度・生産性を大幅向上
DMG森精機は複合加工機「NTXシリーズ」の第3世代で「NTX1000/2000/2500/3000 3rd Generation」の4機種を発売した。主軸の性能や機能の向上などにより、第2世代と比べて高い精度や高生産性を実現した。同社製自動化システムとの組み合わせにより、長時間の連続稼働による利益拡大にも貢献する。航空や医療、エネルギー、半導体関連業界向けなどの部品加工需要を取り込む。
新型機は加工対象物(ワーク)を回転するターニング(旋削加工)用の左右の主軸と、工具を回転する主軸、刃物台(タレット)で構成。400ボルト仕様で加工能力を高めたターニング主軸の採用をはじめ、工具主軸の高速・高トルク化、徹底した熱変位抑制対策などにより、切削能力と精度を大幅に向上した。
工程集約などを支援する同社独自の製品群「テクノロジーサイクル」により切削や旋削加工だけでなく、専用機を活用していたギア加工や研削加工、計測といった複数工程の同加工機1台への集約も可能にした。
ワークを機械に着脱するロボットなど同社の豊富な自動化システムと組み合わせることで、長時間の安定した連続稼働を実現し、生産性向上に貢献する。
