ジヤトコ、FR用9速AT開発を正式発表 生産ライン新設
ジヤトコは、後輪駆動(FR)車用新型9速自動変速機(AT)を開発したと正式発表した。
同社の富士地区A(静岡県富士市)で生産ラインを新設して量産し、日産自動車が北米で製造・販売するピックアップトラック「タイタン」に搭載。ATの新開発は2008年以来、12年ぶり。生産能力は年間10万台。
新開発したのはFR車用9速AT「JR913E」。理想的なギア比の設定やレスポンスの良い変速を実現する油圧システムを構築し、高効率・高応答にした。
走行に応じた最適なギア位置の選択を可能とし、発進から中間加速では、ダイレクト感のある力強い走りを実現、高速走行時には低いエンジン回転数をキープすることで優れた燃費性能と静粛性を実現した。