ガリュー、加工機用フィルターを半日で洗浄 乾燥状態で集塵
ガリューは、乾いた状態でレーザー加工機用フィルターの粉塵を落とせる集塵装置を開発し、本格的にクリーニング事業を開始した。他社ではクリーニングに7―10日間を要するが、同装置では半日から1日で完了できるという。フィルター1本当たり消費税抜きで7000円から受け付ける。
空気を噴射して使用後のフィルターから粉塵を落とし、水を通して集める設計とした。ためた水の中に汚れが沈殿するため、水の後を通る集塵機にはほとんど塵がたまらない。水フィルターなしでは、すぐに目が詰まってしまいフィルター1本分ももたないが同装置では20本以上連続でクリーニングできる。
他社のクリーニングは水に漬ける方式が多く、1週間以上かかる上にカビが生える可能性がある。また10メガパスカル(メガは100万)近くの高圧洗浄機を使う場合もあるが、フィルターの目が開いて性能が悪化することがある。
ガリューは乾燥状態で作業するため、半日から1日と短期間でのクリーニングが可能。加えて、空気を振動させて0・4メガパスカル程度の空気噴射で粉塵を落とせる。ほぼ新品同様に目の詰まりを解消できるという。