ゴードー、工作機械稼働監視システムに機能追加 ネットワークカメラと連携
ゴードーソリューションは、工作機械の稼働監視システム「ナスカ・ネオ・リンカ」にカメラ映像による監視機能を追加し、発売開始した。機械の稼働状態などをリアルタイムの映像だけでなく録画でも確認できる。新機能の価格はカメラシステムはオープンだが、ソフトウエアが43万5600円(消費税込み)、年間保守・サポート料が4万3560円(同)。
新機能はシステム・ケイのネットワークカメラ映像管理システムと連携する。機械や作業者の状況を映像で遠隔からリアルタイムに確認できる。稼働停止などのアラーム発生時に該当する録画映像を表示でき、改善に生かせる。今後、映像の人工知能(AI)解析が得意なシステム・ケイの強みを生かし、作業者の顔認証による工数情報の取得といった、新たなソリューションの展開も視野に入れる。
ナスカ・ネオ・リンカは機械の稼働時間、作業者の工数などの情報を自動で取得してまとめ、手軽にウェブ上から確認可能な点が特徴だった。今回、映像に関わる新機能を加えることで、データだけでなく視覚的にも生産状況を的確に確認できる。映像は若手作業者の教材などに活用することも想定している。
ゴードーソリューションは自動車業界などの製造業向けソフト開発・販売を得意とする。