工作機械4社、5月受注51%増 輸出好調、国内も伸び
日刊工業新聞社がまとめた工作機械主要4社の5月の工作機械受注実績は、前年同月比51・4%増の526億8300万円だった。24カ月連続のプラス。輸出は同60・0%増の415億9600万円と大幅に増えた。輸出のプラスは21カ月連続。米国で航空宇宙やエネルギー関連向けなどが引き続き好調だったほか、中国も幅広い業種で需要が拡大した。国内は同25・9%増の110億8700万円と、2カ月連続でプラスとなった。(総合3参照)
オークマは輸出が同8・8%増の107億5300万円と4カ月ぶりのプラスとなった。米国で航空宇宙やエネルギー関連のほかデータセンター(DC)関連も伸びた。欧州は「まだ本調子ではない」(営業部)もののトラックやエネルギー関連で「大型商談が出てきた」(同)。中国は半導体製造装置、一般機械など「いろいろな業種で受注が増えてきた」(同)という。
牧野フライス製作所は輸出が同8・4%増の77億4600万円と3カ月ぶりのプラス。欧米の航空宇宙向けが堅調なほか、インドで自動車部品用金型向けが増加した。中国も「スマートフォン、データセンター(DC)、関連など全体的に良い」(経営企画部)と前月比プラスだった。
ツガミは輸出が同2・5倍の205億2700万円と13カ月連続で増加。中国は自動車やDCなど「ありとあらゆる業種」(幹部)で好調。インドも4輪・2輪車向けを中心に受注を伸ばした。全体として「想定以上の高水準が続いている」(同)としている。
芝浦機械は輸出が同3・2倍の25億7000万円。大型機が「引き続き北米の発電用タービン、航空宇宙関連向けに堅調」(広報・IR部)。中国で風力発電向けのまとまった受注もあった。超精密加工機についても中国でDC用光通信レンズ、車載用レンズ向けに複数台受注した。
国内は半導体製造装置関連の拡大傾向が「本格化してきた」(オークマ営業部)。航空宇宙、造船、発電、DC関連も需要が伸びており、自動車も「ハイブリッド車(HV)向けで一部動きが出てきた」(同)という。
