工作機械DX、着々と浸透ー4-
・オークマ
オークマは江南工場(愛知県江南市)を再開発して新設した二つの拠点のうち「グローバル・イノベーション・センター」(GIC)を、納入後の顧客をサポートする「知的・デジタル拠点」(千田治光取締役常務執行役員)の旗印を掲げる。
設置した「遠隔サポート室」では、遠隔サポートサービスを近く始める。顧客に納入した機械のデータを収集・分析する。主軸など主要部品の状態を常時監視し、異変があると即座に顧客に連絡したり、より良い機械の使い方のヒントを伝えたりする。
そして、その先のサポートにこそ「共創」をテーマとするGICの真の狙いがある。それが顧客の将来の工場のあり方を共に議論する取り組みだ。遠隔サポートで得たデータ・分析結果を基に、革新的自動化技術などを、バーチャルシミュレーションなどデジタル技術を活用しながら提案する。
GICには秘匿性の高い「コラボレーションルーム」と呼ぶ、顧客や周辺装置メーカーなどがテーマによって一定期間、利用して議論を深める部屋も用意している。家城淳社長はGICについて「お客さまの生産革新を支える場だ」と強調する。
