工作機械受注、2月24%増 国内外でDC需要拡大
日本工作機械工業会(日工会)が発表した2月の工作機械受注総額(確報値)は、前年同月比24・2%増の1467億4400万円と8カ月連続で増加した。中国やインドを中心としたアジアや北米が好調に推移し、単月として過去3番目の高水準を維持した外需が全体を押し上げた。日工会では「国内外でAI(人工知能)向けデータセンター(DC)関連需要の広がりがみられる」(調査企画部)としている。
2月は営業日数が少なく、中華園では春節(旧正月)の影響もあり、外需は前月比が3・0%減と2カ月連続で減少したが、5カ月連続で1000億円を上回り旺盛な設備投資需要を取り込んだ。
外需をけん引したのはアジアで前年同月比34・3%増となり、2月として初めて550億円を超えた。
中でも中国は同40・4%増の374億円と23カ月連続で増加した。業種別では一般機械向けが同47・8%増の133億円、自動車向けが同11・2%増の98億円。電気・精密向けは同76・5%増の106億円で、前月比でも14・2%増と好調に推移し、家電やDC、半導体関連向けを中心に伸びたとみられる。
インドは車や各種産業機械向けの需要が続き、前年同月比46・2%増と2月として初めて70億円を超えた。
そのほかの地域では米国が同35・5%増の312億円と13カ月連続で増加。一般機械や航空機・造船・輸送用機械向けが伸びた。日工会では「即時償却恒久化措置や利下げの後押しが、高水準の受注持続に寄与する」(同)との見方を示す。
内需は一般機械向けが同12・4%増の140億円、電気・精密向けが同78・0%増の57億円。AI向けDCに関連した予備電源や液冷ポンプなどの加工需要のほか、半導体製造装置や各種発電に関連した需要も広がりつつあるようだ。
日工会では受注は横ばい基調が続くが、「DCや半導体関連などで商談が増えつつあり、水面下で動きが出ている」(同)とし、今後の受注水準の高まりに期待を示した。
