ヘルツ電子、工具作業向け受信機拡充 広範囲・待機電力半減
ヘルツ電子は、主に工具作業を支援する装置の受信機に新機種「TW―870Rシリーズ」の3機種を追加し、発売した。
従来比2倍となる4本のアンテナを装備し、最新の無線モジュールを搭載した。送信機からの情報をより広範囲に受信できるようになったほか、待機時消費電力は従来品比で半減する。消費税抜きの価格は6万5000―17万5000円。今後5年間に同シリーズで3000台の販売を目指す。
同受信機は、工具作業を支援する装置「ポカヨケツール」と合わせて使用する。ポカヨケツールは作業実績数などを取得した送信機から、受信機に情報を送る製品。
新発売の受信機には通信で使用するチャンネルを変更する機能や、専用ソフトウエアで無線通信の状況をモニタリングする機能も追加した。
このほかポカヨケツールと連携して使う生産工程支援のソフトを刷新し、新シリーズ機に対応させた。同ソフトの価格は消費税抜きで18万円。