ヒラノメタル、航空宇宙・半導体を開拓 5軸立型マシニングセンター導入
ヒラノメタルワークスは、第一工場に5軸立型マシニングセンター(MC)を導入し、稼働した。老朽化した3軸MCを切り替え、生産性や加工精度を向上する。5軸加工機は同社として6台目となる。複雑形状の加工対象物(ワーク)への対応力を高め、航空宇宙関連や半導体など新規分野の受注拡大を狙う。
導入したのはヤマザキマザック製のMC「VARIAXIS C―600」。投資額は約3500万円。1980年代から使用してきた3軸MCと入れ替えた。5軸MCを採用することでワークのつかみ替えの回数といった工程数を減らし、効率化を図る。
導入機は一般的な5軸MCと比べ、B軸の向きが90度回転しているのが特徴。通常はテーブルがゆりかご状に作業者の方向へ振れるのに対し、導入機では作業者から見て左右に振れる。これにより作業者の接近性が高まり作業性の向上につながる。5軸MCの課題であるテーブルと主軸の干渉を軽減し、加工の段取り時間の短縮が期待できるという。
同社は主に工作機械部品を手がけ、入れ替え前のMCは比較的簡単な加工内容の工作機械部品を担ってきた。5軸MCの導入で加工の幅を広げ、新規分野の開拓を加速する。平野社長は「2025年から航空宇宙関連や半導体分野の引き合いが非常に増えており、すでに受注につながりつつある。今後も積極的に設備投資を続け受注拡大を目指す」と話す。
