加工機の切粉を自動認識 ソフィックスがシステム
ソフィックスは、工作機械の加工室などにたまった切粉を自動で認識するシステムを開発した。加工室をカメラで撮影し、画像処理で切粉の発生箇所を自動で見つけ出す。今後、ロボットアームなどで切粉の排出までを自動化するシステムを開発し、2025年度以降の実用化を目指す。
同社が得意とする画像処理のノウハウを生かしつつ、機械学習で切粉の形状を覚えさせることで、切粉を自動認識するソフトウエアモジュールを開発した。同モジュールで加工機内の切粉の状況を解析し、切粉の位置情報をロボットに伝えることで、切粉を自動で除去するシステムが期待できる。
切粉除去を自動化できれば、従来は人手に頼ってきた清掃作業を効率化できる。切粉除去の適切な実行により、加工精度の向上にも寄与する。