「安価」訴求の刃先交換ドリル 曽根田工業が自社ブランド
曽根田工業は、同社初となるスローアウェー(刃先交換)式ドリルの自社ブランド製品「HYシリーズドリル」を発売した。
ホルダーと外刃・内刃を用意。海外製で、国内で流通するスローアウェードリルと比べて安価に購入できる。
外刃と内刃は耐久性や求められる性能が異なり、それぞれに適した超硬合金を採用した。ホルダーは、加工した穴の深さが刃径の2倍の「2D」から同5倍の「5D」までのサイズで約250種類を順次在庫する予定。外刃は27種類、内刃は14種類。消費税抜きの定価はホルダーが3万3120―10万3980円、外刃が1040―1540円、内刃が860―1640円。
スローアウェー式ドリルは刃先を交換して繰り返し使えるため、ランニングコストが抑えられる。
一方、ホルダーの初期費用が高価になると懸念するユーザーも多い。HYシリーズで低コストを訴求し、まずはニーズを探る。