教示なしで旋削品検査 MAZIN、AIロボで自動化
MAZIN(東京都中央区、角屋貴則社長)は、多品種の旋削品の検査をティーチング無しで自動化できる装置「TPIMO1」を発売した。ねじやナット、リングなどの生産を手がける中堅・中小企業が対象。これらは種類が多い上、客先の要求が頻繁に変わるため検査工程の自動化が難しく、人手の検査に頼っているのが実情だった。これをAI(人工知能)ロボットで自動化、中小の悩みを解決する。
装置価格は1500万円程度を予定。利用企業は検査対象製品の3Dモデルをまず登録。製品の端面や内径と外径、溝などの形状や寸法を最初に覚えさせる。カゴに投入されたバラ積み状態の製品をカメラを通じてAIが認識。バラ積みのように重なりや接触がある状態でも製品を1個ずつロボットが拾い上げて、良否判定を行う。キズや欠陥を自動検査し、良品と不良品を自動で仕分ける。
製品の3Dモデルを事前登録するだけで認識できるため、ロボットのティーチングは不要。検査結果は自動保存され、トレーサビリティーにも対応する。モニター上で稼働状況や検査結果をリアルタイムで確認でき、品質管理を効率化できる。段取り替えが多く発生する旋削加工現場でも安定した自動検査が行える。
