オンラインで開催 −JIMTOF 2020 Online–
最先端の工作機械やその他関連機器・技術が世界中から集結する「JIMTOF(日本国際工作機械見本市)」が11月16日~27日の12日間、オンラインで初めて開催される。
主催は日本工作機械工業会、東京ビッグサイト。世界9カ国・地域から395社(うち国内370社、海外25社)が出展し、最新の製品・技術が披露される。
多彩なオンラインセミナーも連日開催され、最先端の研究結果やものづくりの未来に触れることができる絶好の機会となる。11月5日から事前入場登録の受付を開始。ウェブサイトやセミナーは無料で閲覧、聴講できる。
「JIMTOF」は2年に1度、東京ビッグサイトで開催される国内最大の工作機械見本市。今年は12月7日~12日の6日間で開催が予定されていたが、新型コロナウイルスの影響で開催が中止。しかし、新製品発表の場や商談の機会を望むメーカーやユーザーのニーズに応え、史上初めてオンラインで開催することになった。
工作機械や工作機器、切削工具、測定機器メーカーなどが「JIMTOF2020Online」公式ウェブサイト上に最新の製品・技術の情報を公開する。ロボットや5軸加工機を活用した自動化や無人化の技術、デジタルデータを活かした生産技術などものづくりの新しい潮流となるような製品や技術、提案が見られそうだ。
ウェブサイトは、「トップページ」、工作機械や機械工具など製品ジャンルごとに分かれたエリア内の出展者情報が掲載される「エリアトップページ」、個別の出展者情報が掲載される「出展者ブースページ」で構成され、「出展者ブースページ」では、製品説明や動画、資料などが閲覧できるほか、名刺交換やチャット機能も備える。「リアル展と同質の双方向ビジネスを可能とした」(日本工作機械工業会の飯村幸生会長)。来場者はこうした機能を積極的に活用し、最新情報を入手したい。
オンラインセミナーも連日開催。主催セミナーは全8本。工作機械やその他周辺機器・技術に関連する研究者や著名人が登場し、最先端の研究成果や次世代技術の展望などを講演する。16日には基調講演としてトヨタ自動車の鯉渕健氏が登壇するほか、20日には特別講演として18mの実物大ガンダムを動かすプロジェクト「ガンダム GLOBAL CHALLENGE」の参加者たちが同プロジェクトやロボット技術について語り合う。出展者によるセミナーも開催予定。その他、学生限定の工作機械トップセミナーも開催される。
事前入場登録は11月5日から公式ウェブサイトで受付を開始する。詳しくは東京ビッグサイトJIMTOF事務局(03-5530-1333)もしくは公式ウェブサイトQRコードから。
開催概要
会 期 : 2020年11月16日㈪ 10:00~11月27日㈮ 17:00 ※2020年11月27日㈮ 17:00~12月11日㈮17:00まではアーカイブ期間
開催時間 : 終日 ※11月16日㈪~11月27日㈮は、10:00~17:00をコアタイムとする。
会 場 : JIMTOF2020 Online ウェブサイト上
入場方法 : 完全登録制(無料)
出展規模 : 395社(国内370社、海外25社)
出展参加国・地域 : 9カ国・地域 ※オーストラリア、中国、インド、イタリア、日本、韓国、スイス、台湾、アメリカ
主 催 : 日本工作機械工業会/東京ビッグサイト
後 援 : 外務省、経済産業省、東京都、日本商工会議所(予定)
協 賛 : 日本工作機械輸入協会、日本鍛圧機械工業会、日本精密機械工業会、日本機械工具工業会、日本工作機器工業会、日本精密測定機器工業会、研削砥石工業会、ダイヤモンド工業協会、日本光学測定機工業会、日本フルードパワー工業会、日本試験機工業会、日本歯車工業会
運営協力 : 日経イベント・プロ
出展物 : 工作機械/鍛圧機械/工作機器/機械工具(切削工具、耐摩耗工具)/ダイヤモンド・CBN工具/研削砥石/歯車・歯車装置/油圧・空気圧・水圧機器/精密測定機器/光学測定機器/試験機器/制御装置および関連ソフトウェア(CAD、CAMなど)/その他工作機械に関する環境対応機器装置・機器・資材・製品・技術及び情報
ニュースソース:日本産機新聞(https://nihonsanki-shimbun.com/)