「JIMTOF2024」11月5日開幕
日本工作機械工業会と東京ビッグサイトは、2024年11月5―10日に東京ビッグサイトで32回目となる日本国際工作機械見本市(JIMTOF2024)を開くと発表した。併催企画として出展者と学生をつなぐ「アカデミックエリア(仮称)」を設け、22年開催の前回に続き積層造形(AM)関連の展示も実施する。
都内で開いた会見で日工会の柚原一夫専務理事は、アカデミックエリアについて「次世代を担う学生と現役世代の交流の場を創出し、未来の人材への技術のたすきをつなぎたい」と強調した。
出展規模は過去最大の22年(5618小間)を上回る5700小間、来場者は13万人(22年は11万4158人)を見込む。東京ビッグサイトの津国保夫常務取締役は、東西の展示棟に加え「南展示棟を含む過去最大規模で開催する」とした。
同見本市では脱炭素、労働力不足、サプライチェーン(供給網)強靱(きょうじん)化への対応といった製造業の課題解決につながるモノづくりの提案が期待される。また世界の金属AM装置市場は30年に21年比4・3倍の約1兆5320億円に拡大するとされ、日工会では成長産業と見て22年と同等の展示規模を目指す。