津田駒工業、CFRP積層ロボ 航空宇宙向けに拡販
津田駒工業は熱可塑性の炭素繊維強化プラスチック(CFRP)に対応した積層ロボットの売り込みを加速する。短時間での加工やリサイクル性に優れた熱可塑性CFRPの特性のほか、海外製ロボットに比べて安価な点などを生かし、航空機やロケットなど航空宇宙分野での採用を目指す。
熱可塑性CFRP対応の「ロボットAFP」は、高精度アームロボットに小型の積層ヘッドを搭載。積層ヘッドには熱可塑性CFRPのスリットテープを16本並列搭載でき、レーザーで何層にも溶着積層できる。
価格はロボット1台当たり約2億円。システムの大半を内製化し、ソフトウエアを自社開発しているため、海外製と比べると価格を抑えられた。4台まで協調して運用できる。
近年は小型機を中心に航空機需要が高まる一方、津田駒工業に機体メーカーから生産性向上や部品のリサイクル性を求める声が寄せられている。そこで複数台のロボットを協調制御でき、リサイクル性に優れた熱可塑性CFRPを使ったロボットAFPの需要が高まると見て、「顧客のニーズに合った製品を提供していきたい」(西村勲執行役員)としている。
