静岡鉄工、端面加工用フライス盤を発売 切削力2倍
静岡鉄工所は、端面加工用コンピューター数値制御(CNC)フライス盤「EF―800H50」を発売開始した。主軸のモーター出力を高めてトルクを大きくするなどして、従来機に比べて切削力を2倍に強化した。価格は1700万円(消費税抜き)。
金型ベースや鋼材加工など重量物向けに年間20台の販売を目指す。
同フライス盤は加工対象物(ワーク)端面加工に特化した「EF」シリーズの新機種。中切削から重切削向けで、特に重切削で威力を発揮する。
主軸はBT50番仕様とし、モーター出力を従来機の7キロワットから7・5キロワットに高めた。主軸回転数は最大毎分2万回転。テーブルの作業面寸法は長さ1000ミリ×幅700ミリメートル。各軸ストロークはX軸800ミリメートル、Y軸400ミリメートル、Z軸300ミリメートル。
オプションで最大18本の工具に対応する自動工具交換装置(ATC)を取り付け可能。オプションを含む価格は1960万円(同)。