静岡鉄工所、工具自動交換機能付きCNCひざ型フライス盤投入
静岡鉄工所は、自動工具交換装置(ATC)を追加したコンピューター数値制御(CNC)ひざ型フライス盤「ST―NR6ATC」を発売開始した。
手動操作とCNC操作の特徴を併せ持ち、省スペース化を図ったのが特徴。生産スペースが限定的な中小企業向けに提案する。
同様の機能を持つ同社製CNCひざ型フライス盤「AN―SRN6ATC」をベースに開発。約20%省スペース化した。機械寸法は幅1683センチ×奥行き1868センチ×高さ2259センチメートル。工具収納本数は6本。
ATCを装備することで手動操作のハンドル加工でも、CNCによる長時間無人運転でも効率化と多様な加工形態に対応する。
昼間は自動車部品、金型部品などの多品種少量加工を行い、夜間にATCによる工具の自動交換で長時間の連続無人運転を行うなど柔軟な生産体制を構築できる。
同社は小物部品加工や試作などユーザーのニーズを反映した機械作りを強みとする。生産性向上を図る機能の付与など、中小企業を支援する機種開発を加速している。