京セラ、切削量産ライン監視 AIで予知保全
京セラは量産ラインの切削加工を監視するサービスプラン「AIモニタリングプラン」を開始しました。専用センサーと、スタートアップと共同開発した加工監視AI(人工知能)を組み合わせて工作機械を常時監視し、工具などに起きた異常の自動検知や、摩耗の早期発見による異常の予兆検知につなげる。新プランは既存サービス「VIMOA(ヴィモア)」の一つで、価格は個別見積もり。
新プランではAIを搭載した産業用パソコン(PC)でセンサーからの振動データをローカルでリアルタイム解析して常時監視を実現する。AIに正常加工時のデータを学習させることで工具摩耗の進行度を数値化し、異常や摩耗の判断基準となる基準値を上回ったり下回ったりした場合は異常や摩耗が起きたと判断。即座に通知するとともに、異常が起きた時間や工程、工具の特定もできる。
新たに開発した「センシングツール」は消費電力を抑えたことで連続稼働時間を従来比3倍の36時間に延ばし、量産ラインでの24時間監視を可能とした。外付け無線式で、数値制御(NC)旋盤やマシニングセンター(MC)、複合加工機などメーカーや年式を問わず幅広い工作機械で使える。北海道北見工場で生産する。
電池などを搭載した本体部分は約92ミリ×約126ミリ×約33・6ミリメートルで防塵・防水性能を高めた。
京セラは25年9月にヴィモアのサービスを開始。工作機械から収集したデータに基づく不具合分析などには対応していたが、新プランにより量産ラインの常時監視にも対応した。
