キラ・コーポレーション、主軸40番の立型MC開発 低速・重切削加工に照準
キラ・コーポレーション(愛知県西尾市)は、低速・重切削加工領域をターゲットにした主軸40番の立型マシニングセンター(MC)「PCV―40b」を開発した。2024年1月に受注開始する。スピンドルに減速装置をオプション設定し、鉄や鋳物の横引き加工(フライス加工)に対応する。容量200リットルのクーラントタンク付きで、消費税抜きの標準(減速装置なし)価格は1144万9000円。年間25台の販売を目指す。
ブレーキなど自動車の足回り部品加工を中心に導入を提案する。主軸モーターとスピンドルを直結しており、減速装置に採用した独自のギア変速機構により、低速域での重切削加工ではギアを切り替えて高トルクを発揮する。
工具収納本数は標準で24本。主軸回転数は標準で毎分1万回転に設定しており、加工目的に応じて減速仕様を含めた4種類のスピンドルをオプション設定した。