マツダがロータリーエンジン復活 発電用を開発、搭載PHV今春欧に投入
マツダは、発電用のロータリーエンジン(RE)「8C」を開発した。スポーツ多目的車(SUV)「MX―30e―SKYACTIV R―EV」に搭載し、欧州で今春に発売する。国内は年内に販売予定。同車はエンジンを発電のみに使いモーターで駆動するプラグインハイブリッド車(PHV)。RE搭載車は、2012年6月に生産を終了したスポーツ車「RX―8」以来の復活となる。
8Cは、直噴式で排気量は830cc。通常のレシプロエンジンに比べ、小型・軽量化できることからREを採用。同出力のレシプロエンジンより約18%の小型化、従来のREと比べローターを覆うサイドハウジングを鋳鉄からアルミニウムに変えることで約15キログラム軽量化した。燃焼室の形状の最適化などで燃費や耐久性も高めた。他車種へのREの展開は検討中という。