松浦機械製作所、立型MCの新機種発売
松浦機械製作所は、立型マシニングセンター(MC)のVXシリーズで、中・小物加工用の「VX―660」を発売したと発表した。
アジア勢の製品に対して価格競争力を確保し、北米、日本などの顧客の旧機種からの買い替え需要などを見込む。
工具の可動域は幅660ミリ×奥行き550ミリ×高さ560ミリメートルとして、奥行きを広くしたのが特徴。幅広い大きさの部材加工に対応させ、加工精度は旧機種と同等、全体サイズは小型化した。価格競争を意識し、リフトアップチップコンベア、ワーク洗浄ガンなどを標準装備。欧州連合(EU)の流通・販売の基準を満たす「CE」に対応した。
同社のVXシリーズは立型MCの価格競争が激化したのに対応して、台湾メーカーに生産委託して投入した機種。2012年から販売し、これまでに大物部材用の2機種で、累計350台の実績がある。