静岡鉄工所、立型MCで高剛性実現 高精度に重切削加工
静岡鉄工所は、高精度な重切削加工を特徴とする立型マシニングセンター(MC)「B―7VG」を10月に発売する。機械本体の剛性を高め、過負荷に強い機械構造とした。
10月4日に本社で開くプライベートショーで新製品を訴求し、自動車向けなどに年間50台の販売を目指す。
高精度の重切削加工をするため、摺動面に角型すべりガイドを採用した。ベッドやコラムは堅牢な箱型形状にして高剛性を実現。重切削時の高負荷に対し、振動を抑制して高精度加工を可能にした。工具収納本数は30本。工具割り出しにはメモリーランダム方式を採用し、高生産性を追求した。
ハンドル操作による手動機械としても使用可能。丸ハンドル装備で手動機械並みの操作性を備えるとともに、多彩な加工ガイダンス機能により、パターン選択と数値入力だけで円弧・直線、各種ポケット加工やコーナー加工などができる。
本社で開くプライベートショーではB―7VGを含め、MCとフライス盤を合わせて9モデルを展示する。