ヤマザキマザック、立型MC2機種発売 中大物を高精度に重切削
ヤマザキマザックは、中大型の加工対象物(ワーク)に対応し、重切削・高精度加工が可能な立型マシニングセンター(MC)「VCN―460」「同600」を発売した。Y軸ストロークとテーブルサイズの伸長で積載可能なワークサイズを拡大。重切削における加工能力を大幅に高めた。消費税抜きの価格は「460」が1510万円から、「600」が1760万円から。両機種合わせて年間400台の販売を目指す。
「460」のY軸ストローク・テーブル奥行きは460ミリメートル。「600」は600ミリメートル。いずれも従来機より増え、金型に使うモールドベースなどの高効率加工に対応する。また、主軸は切削能力を約50%高めた毎分1万2000回転の高トルク主軸を採用し、高い重切削能力を実現した。毎分1万8000回転のオプションも用意し、アルミニウム加工や金型加工の高効率・高精度化が可能。
コンピューター数値制御(CNC)装置は「マザトロール・スムースEz」「同G」から選べる。Ezはコンピューター利用製造(CAM)ソフトウエアとの高度な連携機能を備え、段取り時間を削減する。