MOLDINO、ラジアスエンドミル4枚刃タイプ追加 高硬度鋼加工用
MOLDINOは、高硬度鋼加工用ラジアスエンドミル「EPDREH―TH3」に4枚刃タイプを追加し、発売したと発表した。多刃設計により、精密、高精度金型加工の高能率化を実現する。価格は5170円(消費税抜き)から。
工具径1・0ミリ―6・0ミリメートル、コーナー半径(R)0・02ミリ―1・0ミリメートルで、全266アイテムで構成する。高硬度鋼加工用コーティング技術「TH3」の採用により、加工終了までの加工対象物(ワーク)寸法変位を抑え、高硬度鋼を高精度に加工できる。主に高硬度・精密金型全般の直彫りと立壁・底面仕上げ加工向け。
電気自動車(EV)の開発加速などに伴い、電子部品や半導体向けに精密な金型加工が可能な高硬度鋼用切削工具の需要が高まる見通し。同社は高硬度鋼切削で優れた耐摩耗性を発揮するTH3コーティングシリーズを展開し、ラジアスタイプでは小径2枚刃仕様(工具径0・2ミリ―1・0ミリメートル)を販売していた。