牧野フライス、3軸制御立型MC ワーク最大寸法1.8倍
牧野フライス製作所は3軸制御立型マシニングセンター(MC)を発売した。主軸のY軸方向の移動量を広げ、加工対象物(ワーク)の最大寸法を同社従来製品比1・8倍に拡張。主軸の早送り速度と切削送り速度を同2倍に引き上げ、加工面品位と加工速度を高めた。2026年2月から出荷を始める。消費税抜きの価格は5900万円から。大型化する電動車向けの金型や半導体製造装置部品などの高能率加工需要を取り込み、年50台の販売を目指す。
発売した「V800」はY軸移動量を同43%増の1000ミリメートルに伸ばし、最大積載質量を同20%増の3000キログラムに拡大。ワークの最大寸法は幅1500ミリ×奥行き1200ミリ×高さ550ミリメートル。
スラントコラム構造で主軸の突き出し量を短くした。これにより早送りと切削送りの速度が同2倍の毎分4万ミリメートルといった高い送り速度でも加工面の乱れを防ぎ、加工面品位を向上する。
設置環境の温度変化などに合わせて機械変位を抑える機能を搭載する。ピッチ精度はプラスマイナス3マイクロメートル(マイクロは100万分の1)以下と、長時間の連続運転であっても安定して高い加工精度を実現した。
