ナガセインテグレックス、平面研削盤に上位機種 油静圧で小型高精度
ナガセインテグレックスは、高級機に近い精度と加工効率で設置面積が従来同等機の半分の超精密中型門型成形平面研削盤「SGX―126」の上位機種を発売した。テーブルの前後左右のすべり案内に油静圧を採用した。品ぞろえを広げ、高精度研削の市場を深掘りする。
油静圧は、すべり案内に高圧の油を送りガイド側と移動体側を非接触とする。摩擦抵抗が減り、機械を高精度化、長寿命化できる。ナガセの油静圧は四方を拘束する独自機構で、30トンのテーブルも指1本で動かせる。
SGX―126は機械を3点で支持する独自構造で床面や機械の経年変化の影響を受けにくい。機械剛性(静剛性)は従来比2倍で、振動のしにくさ(動剛性)は同1・25倍。
加工範囲は長さ1200ミリ×幅600ミリ×高さ100ミリメートル。設置面積は縦4500ミリ×横2160ミリメートル。主軸モーター出力は同2倍の15キロワット。