再研磨の工具脱着省く ワイヤカット放電加工用NC円テーブル
「掴む(チャック)、回す(テーブル)、支える(振れ止め)」を「お家芸」とする松本機械工業に自動化ニーズへの対応が急速に押し寄せてきている。
松本機械工業は、ホルダークランプ機能付きのワイヤカット放電加工用の数値制御(NC)円テーブル「MDHW100L-HCS」を発売した。切削工具を再研磨する場合、工具とホルダーを脱着する段取りを省ける。
工作機械で使う多結晶ダイヤモンド(PCD)工具などを放電加工機で再研磨する際、工具を装着したホルダーをそのままセットできる円テーブル。通常は工具を取り外して再研磨工程にまわしている。
ホルダーに取り付けられた加工対象物(ワーク)であれば工具以外でも使用できる。同社は今後の生産現場での人手不足を踏まえ、省段取りや自動化が可能な工作機械周辺装置分野を強化しており、新製品もその一環。