松澤精工、NC工具研削盤 消費電力6%削減
松澤精工は、重研削に対応する数値制御(NC)工具研削盤「Desire(デザイアー)」を発売した。トップランナーモーター(IE3相当)を搭載したことで、従来機に比べ消費電力を6%削減できる。価格は2000万―2500万円(消費税抜き)。初年度20台の販売を目指す。
NC工具研削盤は同社の主力機で、エンドミル、ブローチ、ホブなどの工具研削で幅広く使用されている。ダイヤモンド砥石(といし)や立方晶窒化ホウ素(cBN)砥石を使った重研削でも、安定した精度で長時間連続加工できる。
テーブル左右送り量が400ミリメートルと700ミリメートルの2タイプがあり、長尺物の加工も可能だ。また、NC制御軸数も3軸と4軸の2タイプを用意。「産業用の機械部品など、工具以外の円筒研削にも活用できる」(松澤社長)という。