ニデックマシン、パソコンで加工動作確認 ソフト開発
ニデックマシンツールは、自社の門型5面加工機の動きや加工対象物(ワーク)の状態をパソコン上でシミュレーションできるソフトウエアを開発し、発売を開始しました。加工前の試削や数値制御(NC)プログラムの修正を繰り返すデバッグ作業をなくし、生産性を2倍以上に高められる。労働人口の減少に対応し、オペレーターの作業負荷低減につなげる。
パソコン上の仮想空間で加工時間やワーク加工面の状態推定、加工機の動作などを確認できる。
自動車用金型の加工に適した自社製門型5面加工機「MVR―Hxシリーズ」からソフトの対応を始める。価格は未定。
デバッグ作業は通常、実際の加工時間と同等以上かかるという。工場で実際に機械を動かして事前検証する手間をなくし、生産性向上につなげる。