オークマ、愛知・江南工場を再開発 工作機械の自動化対応
オークマは、江南工場の一部を再開発し、工作機械の自動化仕様対応を担う「エンジニアリングセンター(仮称)」と未来のモノづくりのあり方を提案する「イノベーションセンター(同)」を建設すると発表した。自動化仕様の生産作業をエンジニアリングセンターに集約し、生産効率を高める。これにより同社全体で10―15%ほどの生産増強を図る。2025年12月に竣工予定で総工費は140億円。
延べ床面積はエンジニアリングセンターが1万4400平方メートル、イノベーションセンターが4500平方メートル。
本社工場(愛知県大口町)や可児工場(岐阜県可児市)で行っている工作機械と自動化システムを組み合わせた自動化仕様の組み立て・機能確認、顧客の立ち会いなどをエンジニアリングセンターに移す。大きなスペースや時間を要するこれらの作業を集約することで、年間800台の増産が可能になる。
イノベーションセンターにはサイバー空間で顧客と将来の工場像を作り上げたり、治具、自動化、計測装置など周辺機器メーカーと協業して製品・サービスを提案したりする場を設ける。