オークマ、「グリーンスマートマシン」5月から出荷 新世代CNC装置も搭載
オークマは、環境対応に貢献する工作機械「グリーンスマートマシン」を5月から一斉出荷すると発表した。
併せて新世代コンピューター数値制御(CNC)装置「OSP―P500」を5軸制御マシニングセンター(MC)、複合加工機に搭載する。高まる工程集約への需要に応えることで、2023年度は5軸制御MCの販売台数を前年度比5割増にする見通しだ。
「寸法精度の安定性」と「エネルギー消費量の削減」の両立を自律的にし、加工時の二酸化炭素(CO2)排出量を削減する工作機械をグリーンスマートマシンと定義。5月から専用のエンブレムを装着し出荷を始める。
また、加工時間の見積もりを実加工時間の1000分の1、誤差1%以下の超高速・超高精度でシミュレーションする「デジタルツイン」や、加工プログラムを知らなくても高度な加工ができるOSP―P500の装備も開始。5軸制御MC、複合加工機を皮切りに、展開を広げる考え。