OSG、愛知・新城工場刷新 情報管理一本化
OSGは新城工場を刷新し、デジタル技術を駆使して多品種少量生産に対応した「NEO(ネオ)新城工場」を稼働した。
生産能力は超硬ドリル、超硬タップなど月間6000種類、8000ロット、70万本以上。営業から設計、製造などあらゆる情報管理を一本化して生産を効率化した。
分散していた超硬タップと超硬ドリルの製造を集めた。特殊品が多く小ロットの超硬タップと、2工場で生産していた超硬ドリルの製造工程の一部を共通化、作業者も多能工化した。需要変動に対応した多品種少量生産が可能になる。
同工場には独自のデジタル化プロジェクト「OSG4・0」を取り入れた。生産、品質、設備保全などのモノづくり情報を独自のデータ管理システムで一本化。さらに営業や設計情報ともつなげ、受注力の強化を図る。
国内マザー工場の大規模刷新は約30年ぶり。「標準品と特殊品の混合生産でも世界最強の競争力を持つのがNEO新城の目標」(石川則男社長)としている。