OSG、国内で工具自販機拡販 中小の発注効率化
OSGが工具自販機「モノリスボックス」の普及活動を国内で本格化する。顧客の利用が想定される工具をあらかじめ自販機に保管しておくことで、顧客が欲しい時にすぐに購入できるシステムで、元々アジアで展開していたサービスを国内にも広げ始めた。現在、導入数は国内とアジア地域で数十台だが、同社は2025年11月期に数百台に伸ばすことを目指している。
自販機は工具を収納できるキャビネットタイプと、手持ちの工具棚などに置けるスタンドタイプを用意。キャビネット内や棚から欲しい工具を取り出し、自販機に備えるスキャナーで工具に添付するバーコードを読み込ませることで、購入の手続きが完了する。自販機内の在庫の管理や補充は、工具を販売する商社が担う場合もあれば、それらを利用者自ら実施することも可能だ。
利用者は電話などでの発注業務を簡略化可能。また、購入履歴などのデータをCSV形式でファイル化する機能や専用ウェブサイトの自動リポート作成機能によって、紙ベースの工具管理をデジタル化でき、工具の利用状況の分析などもしやすくなる。
自販機はタイなどのアジア地域で既に展開していたが、国内で「物流の2024年問題」による工具配達の遅延への懸念が高まったり、デジタル変革(DX)が広がる中で国内展開を開始した。
導入先からは「『欲しい工具が手に入るまでの時間が大幅に減った』『デジタル化で管理業務がスムーズになった』との声をもらっている」(経営企画室)という。自販機が備えるシステムで管理業務のDXも容易になることから、その普及を通して、工具の発注管理業務の省人化や効率化を求める中小企業のニーズに応える。