薄型・軽量ロータリーテーブルベアリング「イグリデュールPRT-04」登場
イグスは、オートメーション設備や舞台装置、制御パネルなど、小さなスペースで素早い回転・旋回運動が求められる用途向けに、薄型で軽量の新しいロータリーテーブルベアリング「イグリデュールPRT-04」を開発した。同製品は高性能樹脂製でメンテナンスフリー、耐摩耗性を備えている。
溶接システムやインデックステーブル、包装機械等に装備される旋回リングには、高頻度や高荷重等、厳しい負荷が掛かる。このような条件に対応するため、同社は滑りで可動するロータリーテーブルベアリング製品を提供してきた。
同社のイグリデュールPRTロータリーテーブルベアリングは、アルミニウム製またはステンレス製の内輪・外輪の間にすべりパッドが組み込まれている。このすべりパッドはメンテナンスフリーの高性能樹脂イグリデュールJ製で、無潤滑かつ摩擦・摩耗を低減し、最大35MPaの面圧に耐える。
今回新たに開発されたPRT-04は、狭い取付スペースで使用することが可能で、内径100㎜のPRT-01に比べて取付高さを最大50%薄型化でき、重量も60%低減されるという。そのため、自動化技術や、ソートシステム、制御パネル、更には舞台装置や照明技術等のコンパクトな用途にも適用でき、スリム構造によりコスト削減が可能になる。
新型PRT-04は内径50㎜~300㎜の多様なサイズを展開。また、駆動ピン、アングルストップ、ハンドクランプ等、様々なアクセサリも取り揃えている。
さらに、広さ3800㎡の同社試験施設における試験で長寿命を実証済みといい、試験で得られたデータはイグリデュールPRTロータリーテーブルベアリングのコンフィギュレータに随時反映され、適切な製品選択や正確な寿命予測を可能にしている。
ニュースソース:名古屋機工新聞(http://www.kikou.co.jp/)