プラスエンジニアリング、旋盤用チャックの電動化機構に新機能 保持ブレーキ制御
プラスエンジニアリングは、数値制御(NC)旋盤用チャックの動力源を油圧からサーボモーターに置き換える機構「サーボチャックアクチュエータ」に新機能を追加した。チャックが加工対象物(ワーク)をつかんだ際にサーボモーターの保持ブレーキを作動する制御機能で、ワークを把持する間に電力を消費しない。サーボチャックアクチュエータの価格は仕様によって異なり、個別見積もり。
同機構はサーボモーターとギアでチャックを駆動する。油圧ユニットが不要になり、消費電力を1割以下にできる。サーボモーター駆動によりNCでチャックのクランプ力や開閉位置を細かく制御できるため、同じワークで荒加工と仕上げ時にクランプ力を変えることもできる。
またワーク変更時の段取りを簡素化し、多品種を生産しやすくなる。
サーボチャックアクチュエータはプラスエンジニアリングの自社製品。今後旋盤メーカーとも連携し、油圧レス化や省エネを含むメリットを訴求してユーザーを広げる方針だ。