刃先交換の時間短縮 住友電工が工具保持装置
住友電気工業は小型部品加工の自動旋盤用に、インサート(刃先交換チップ)交換を簡易化し時間も短縮する工具保持装置「ヘッド交換式クイックチェンジホルダAPM型」を5月1日に発売する。シャンク部(柄)が備えるネジ操作で、インサートを取り付けるヘッド部を脱着できる。多角形の接合部で高精度にヘッド部を保持する。消費税抜きの価格はシャンク部が5万1000―5万4000円、ヘッド部が5万6000―7万円。
インサートの個体差を除き、ヘッド交換の位置精度は5マイクロメートル(マイクロは100万分の1)以内。シャンク部はサイズ10ミリ×10ミリメートル、12ミリ×12ミリメートル、16ミリ×16ミリメートルをそろえ、ヘッドを変えれば多様な加工に適用する。