日本電子サービス、中古加工機フリマ拡充 修理・移設に対応
日本電子サービスは、自社で運営する中古工作機械や機械部品のフリーマーケットサイト「メカリバ」の出品増加に注力する。機械の修理・移設作業に関する相談などのサービス対応を訴求し、出品意欲を促す。出品機種のカテゴリー拡大につなげ、まずは2030年にアカウント登録件数1000社、出品商品数200点、年間成約数24件を目指す。
メカリバは中古工作機械などを出品者と購入者が直接やりとりして売買する。出品者は機械の写真とメーカー名、傷の有無などの情報を登録する。
出品、購入時の手数料は不要のため、出品者と購入者双方の負担を抑えられる。売買が成立した場合、日本電子サービスは代金の10%を販売手数料として受け取る。これまでにアカウント登録件数が116社、出品商品数が約60点あり、20件の成約実績がある。
同社は東海地方を地盤とする工作機械専門商社。機械、電気関連の技術者が在籍しており、工作機械の保守や修理、移設、据え付けにも対応できる。
メカリバは22年に基本のシステムを完成して以降、請求書の自動発行など機能向上を進めてきた。
今後は展示会などで同サイトの周知を図り、搬送装置など出品機種のカテゴリーを増やす。50年にはアカウント登録件数を1万社、出品数を2000件に増やすとともに、年間成約数180件に拡大したいとする。