日産・横浜工場、エンジン生産4000万基達成
日産自動車は、横浜工場でのエンジン生産が累計4000万基を突破したと発表した。同工場は1935年にエンジン生産を開始。現在はエンジン量産工場として、可変圧縮機構を採用し世界で初めて量産を開始した「VCターボエンジン」などのほか、独自のハイブリッド車(HV)技術「eパワー」用モーターなどを生産している。
同工場ではエンジン生産開始以来、乗用車に初めて搭載したターボエンジン「L20ETエンジン」やV型6気筒「VGエンジン」などを生産してきた。累計で76年に1000万基、86年に2000万基、97年に3000万基を突破した。
和田民世工場長は「会社設立90周年の記念すべきタイミングで、エンジン生産累計が4000万基という大きなマイルストーンを達成できたことを大変うれしく、誇らしく思っている」と語った。
同工場はエンジン量産のほか、パワートレイン生産技術開発部門と連携し、生産技術や量産のための技能や知識などをグローバル展開するパイロットプラントとしての役割も担う。24年までに全固体電池の技術開発をするパイロットラインを設置する予定だ。