三菱電機、ワイヤ放電加工機を全面改良 AI活用遠隔支援
三菱電機はワイヤ放電加工機の全面改良としては13年ぶりとなる新型機「MGシリーズ」を発売した。
ユーザーの人手不足を受け、非熟練者の操作をサポートする同社独自のAI(人工知能)を機能拡張して搭載。AIを活用した遠隔サポートサービスも始めた。消費税抜きの価格はサイズ、性能により1980万―2650万円。国内外で年間1200台の販売を目指す。
同社のAI「マイサート」の板厚などに応じた加工条件調整を不要とする機能について、対象加工対象物(ワーク)を拡充して従来の鉄、超硬に銅、アルミニウムを加えた。自動結線性能を高め、メンテナンス回数を従来比約6分の1に減らしても結線性能を維持できる。
ユーザーの稼働状況やアラームをAIでチェック、判断して同社から能動的にトラブル対応する「見守りサービス」を導入するなどアフターサービスも充実させた。
