シチズンマシナリー、高効率CNC旋盤を4機種刷新 基本性能アップ
シチズンマシナリー(長野県御代田町)は、主軸台移動型コンピューター数値制御(CNC)自動旋盤「シンコムL20」シリーズの4機種を全面刷新して2024年4月に発売する。最新の数値制御(NC)装置を搭載し、サイクルタイムを短縮するなど基本性能を高めた。消費税別の価格は1055万円から。月50台の生産を目指す。
新型機は最大加工径20ミリメートルで、主軸回転数は最大毎分1万回転。独自の切りくず分断技術「LFV(低周波振動切削)」を、オプション機能で正面と背面の主軸それぞれで利用できるようにした。
最新のNC装置でプログラムの処理能力を向上し、サイクルタイム短縮も実現した。
操作盤も一新し、15インチの大型タッチパネルを採用して操作性も高めた。切削室扉と機械背面にも扉を設置することで切削室内へのアプローチを容易にし、作業性を向上させた。