シチズンマシナリー、自動旋盤とロボ連携システム 金属加工を自動化・省力化
シチズンマシナリーは、コンピューター数値制御(CNC)自動旋盤にロボットなどの周辺装置や独自加工技術を組み合わせたシステム製品を11月に発売する。金属加工の自動化や省力化の提案を通じて、顧客の生産性向上などの課題解決につなげる。
発売するのは2製品。一つは、主軸台移動型自動旋盤「L20ⅫB5」の自動化・省力化モデルで、価格は2760万円(消費税抜き)から。台車に取り付けた協働ロボットとの組み合わせにより、加工後の加工対象物(ワーク)の洗浄やエアブロー、外観検査などの工程の自動化を実現する。オプションとして自動工具交換装置(ATC)や、段取り時間を削減できる「チャック力自動調整機能」などもそろえる。
もう1製品は、独自の切りくず分断技術を採用した主軸台固定型自動旋盤「ANX42SYY」に産業用ロボットを組み合わせた高生産性システムで、価格は3107万円(同)から。オプションとして機内アンローダーを追加することで、ワークのエアブローや全長計測などを自動化できる。